就労継続支援B型事業所ではどんな仕事をするの?

就労継続支援B型事業所は一般企業への就職の厳しい障がい者を対象にして、働く機会を与える事業所のことです。雇用契約を交わさないので、工賃はA型と比較すると安くなりがちです。しかし自分のペースで勤務できるので障害や健康状態に合わせて、無理なく仕事を続けられます。ところでどのような仕事をする事業所が多いか、気になりませんか?

就労継続支援B型の仕事内容は多種多様

B型事業所でも業種は多様です。ですから様々なジャンルの仕事が用意されています。自分の特技を生かしたい、興味のある仕事についてみたいといった希望に応えられる可能性は高いです。

野菜の栽培などの農作業、養鶏で生き物を育てるような自然の中で体を使って作業する仕事もあります。できた野菜や卵などをパック詰めする仕事もあれば、店頭販売などの接客業も見受けられます。

料理が趣味であれば、製菓や飲食店のキッチンスタッフの仕事も出ていることがあります。手先が器用であれば、名入れ刺しゅうの工芸作業を担当する案件も見られます。

IT関係に興味があれば、Web関係の仕事を担当できるかもしれません。実際ホームページ作成の案件が募集されていたこともあります。

就労継続支援B型事業所での1日

事業所で勤務する場合、基本的には一般企業とあまり大きな違いはありません。ただしその人の体調や障害の程度などをベースにスケジュールは個別に決められます。

事業所によって異なりますが、だいたい9時半から10時ごろに仕事に出てきて、朝礼からスタートです。この時体調に異変がないか確認されます。その日1日の仕事についての確認も行われます。

午前中与えられた持ち場で勤務して、12~13時くらいまで昼休みです。ここで昼食をとる形です。午後も引き続き与えられた仕事をこなしていきます。途中休憩時間が入ることもあるでしょう。人によって異なりますが、15~16時に仕事は終わりです。

オーダーメイドでスケジュールを決められる場合も

上で紹介したのは一般的な仕事内容です。中にはこのような勤務スタイルで働けない人もいるでしょう。その場合、時短勤務に対応してもらえるかもしれません。事業所の中には3~4時間程度で働けるような案件も見られます。

また1時間で10分休憩のようなこまめに休みを取るような働き方もあります。事業所の担当者と相談しながら、無理のないペースで仕事をしましょう。

まとめ

就労継続支援B型事業所の場合、利用者の無理のない範囲でフレキシブルにスケジュールを決めて働けます。仕事内容も幅広いので、自分がやってみたい仕事を十分吟味して申し込みをするといいでしょう。